結核が若者の間で増えているワケ 空気感染し死亡リスクも高…撲滅を目指す米国とそうではない日本 (ヨミドクター 2025/1/30) を以下に要約します。

“日本は結核の罹患率が低くなり、現在は「低まん延国」とされているが、若者層では結核患者が増加している。特に、外国生まれの患者が多く、働き盛りの若い人々が感染源となるリスクがある。これを受け、厚生労働省は「入国前結核スクリーニング」を実施し、特に感染者が多い国からの入国者に胸部レントゲン検査を義務付けている。しかし、検査で結核発病の有無を「証明」することはできず、発病前でも潜伏している可能性がある。結核は潜伏期が長く、入国後に発病することもある。日本の対策は一定の効果があるが、国内での結核の発症や感染拡大を防ぐことも重要で、再流行を避けるための強化が必要である。また、結核は撲滅を目指すべき感染症であり、アメリカなどでは積極的に治療が行われている一方、日本では「低まん延国」維持を目標としており、結核ゼロを目指す明確な政策は欠けている。”

在留資格認定書交付申請手続への反映

出入国在留管理庁のホームページにも記載がありますが、上記を受け、特定の国々(フィリピン・ベトナム・インドネシア・ネパール・ミャンマー・中国※)から、中長期在留者として日本へ入国するためには、在留資格認定証明書交付申請において、「結核非発病証明書」の提出を求められるようになります。

※国ごとの運用開始タイミングは以下の通り(その他の国々は未定)

  • フィリピン・ネパール:令和7年6月23日 以降の申請
  • ベトナム:令和7年9月1日以降の申請

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投稿者: kenjin

行政書士の西山健二と申します。 外国人の方々が日本で働き、暮らすために必要な在留資格の各種申請手続を支援します。